シンプルな形から犬を描く練習法
「犬を描く」と聞くと、その複雑な形や毛並みに圧倒されてしまうこともあります。そこで今回は、シンプルな形から犬を描く練習法をご紹介します。この方法は初心者にも取り組みやすく、絵の基本的な構造を理解するのに最適です。
1. 犬を観察して基本形に分解する
最初のステップは、犬をシンプルな形に分解して捉えることです。実際の犬を観察したり、写真を用意したりして、体の各部分を円や楕円、三角形、長方形などの基本形に置き換えてみましょう。
例えば、犬の体は大きな楕円、頭は丸、耳は三角形、しっぽは細い円柱に見立てることができます。この練習によって、犬の姿を捉える際の「基礎フレーム」を作れるようになります。
2. 体のバランスを確認する
基本形を描いたら、次はそれらを正しい位置に配置して、犬の全体のバランスを確認します。
このステップでは、以下のポイントを意識してください:
- 頭と体の大きさの比率
- 脚の長さと太さ
- しっぽの位置や角度
バランスが崩れると犬らしさが失われてしまうので、少し離れて全体を眺めたりしてチェックすることをお勧めします。
3. 線を整えて形を洗練する
バランスが取れたら、形を洗練させていきます。 ここでの目標は、基本形をベースにして自然な曲線を描き加え、犬らしいシルエットを作ることです。特に、耳や鼻、脚の先などのディテールを追加することで、絵に生命感が生まれます。
ヒント
犬の体はただの直線ではなく、微妙なカーブが多いことを意識しましょう。複雑な毛並みは後で描くので、まずはシンプルな輪郭に集中します。
4. 色や質感を加えて完成させる
シンプルな形で犬を描けるようになったら、次のステップとして毛並みや影、色を加えてみましょう。これは初心者にとって少し難しい工程ですが、細かい線や明暗を丁寧に描き込むことでリアリティが増します。
コツ:
初めは単色で影をつける練習から始め、徐々に複数の色を使うようにします。毛並みは短い線を何度も重ねるように描くと、リアルな質感が表現できます。
まとめ
犬をシンプルな形から描く練習法は、基本形を捉え、バランスを整え、ディテールを加えるという段階を踏むことで、初心者でも効果的に取り組むことができます。重要なのは、完璧を目指すのではなく、楽しく続けること。繰り返し練習するうちに、あなたの描く犬はどんどん生き生きとしたものになっていくでしょう。
投稿者プロフィール

- デザイナーとしてコンシューマーゲームの背景や、某有名RPGソシャゲの背景をデザイン・制作しています。
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